環境微生物データベースプロジェクト
要約 | 都市下水処理プロセスを対象とした環境微生物データベースプロジェクトを推進するためには、各自治体との連携が必要不可欠です。我々は、9つの自治体が管理する16箇所の都市下水処理場と連携体制を構築し、活性汚泥タンクや消化タンクから月に1回程度の頻度で汚泥試料を採取しています。定期的に汚泥試料を採取し、汚泥を構成する微生物の多様性や、それらの微生物が処理の現場で発現している遺伝子の種類をモニタリングすることで、都市下水処理施設で突発的に起こる各種トラブルの原因究明に役立てたいと考えています。さらに、気候の多様性に富んだ我が国の特徴を最大限に活かし、北は北海道、南は沖縄県までの様々な地域で稼働する都市下水処理施設を解析の対象とすることで、様々な局面に対応することができる新規廃水処理プロセスの創成や、既存プロセスの改良に向けた技術開発へのフィードバックが期待されます。 |
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主な対象データ | 不明 |
糸状菌ゲノム・転写制御データベース
要約 | 糸状菌の一種である麹菌(Aspergillus oryzae)は、日本では伝統的に酒・味噌・醤油な ど、 発酵・醸造工業に広く用いられています。また、最近ではバイオテクノロジーによるタンパク質や酵素などの分泌生産にも用いられるようになりました。このデータベースは、この麹菌について、塩基配列および発現制御などの役に立つ情報を集めるために企画したものです。EST データベース、転写制御データベース、 コスミドシークエンスの3種類のデータで校正されています。EST データベースでは、富栄養培地および貧栄養培地で培養した麹菌菌体よりRNAを調製し、プラスミドによるクローンを無作為に シングルパスのシークエンスを行なった結果に対して、FastAによる相同性検索ができます。 |
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主な対象データ | DNA-配列 |
脳画像データベース
要約 | ニホンザルの脳のMRI(磁気共鳴映像法)連続画像と、高次機能を調べるうえで重要な脳皮質全体を含む組織標本の連続切片画像のデータベース。実験上また文献を読むときなどの資料として有効かつ簡便に活用しやすいように、画像がデジタル化され、マウスの操作のみで簡便に参照できるデータベースである。(オリジナルサイトより) |
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主な対象データ | 形態 、MRI画像 |