プロジェクト

染色体解析技術開発

プロジェクト名染色体解析技術開発
分野バイオテクノロジー・医療技術分野
目的近年ゲノム解析技術の進展により、数十万から数百万塩基対に及ぶゲノム染色体上の大規模な異常(増幅、欠失等)が存在し、癌や遺伝疾患などと密接に関係していることが解明され始め、診断分野への応用に対する期待が高まっている。本プロジェクトでは、こうした染色体異常を高感度、高精度かつ迅速、安価でゲノム全領域にわたり検出するゲノムアレイや解析基盤技術および全自動解析システムの開発を行います。さらに、臨床情報を有する臨床サンプルを解析することにより、ゲノムアレイを用いた染色体異常解析技術の有用性の検証を行い、臨床現場で活用できるバイオ診断機器およびその基盤を開発することを目的としている。
紹介具体的には、これまでの成果をさらに発展させ、癌や遺伝疾患などの臨床検体を用いた解析を進めるとともにヒトゲノム多型データベースを構築する。その成果に基づいて癌及び遺伝性疾患の診断に適したBAC DNAを選別し、それらを搭載した診断用ゲノムアレイを開発する。一方では、解析精度、再現性、簡便性を満たす臨床診断用全自動染色体異常解析装置の開発を行い、癌及び遺伝性疾患を診断するための染色体異常解析システムを確立する。そしてこれらを総合することにより、染色体異常の解析に基づいた癌及び遺伝性疾患の個別化医療を実現させるための基盤を構築する事を目的とする。
キーワード染色体異常データシステム|個別化医療実現のために必要な日本人ゲノム多型のデータ収集と情報データベース構築
開始-終了年度2006-2010
代表者平野隆  稲澤譲治
代表者所属組織(独)産業技術総合研究所 | 東京医科歯科大学
予算調査中
代表委託機関国立がんセンター | 東京医科歯科大 | (独)産業技術総合研究所 | トーヨーエイテック(株) | 和光純薬工業(株) | 横川電気(株) | 日本ガイシ(株) | 富士フィルム(株) | (株)ビーエムエル
参加機関北海道大学 | 山口大学 | 九州大学
報告書
特許(日本、海外)
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