非可食性植物由来原料による高効率化学品製造プロセス技術開発
プロジェクト名 | 非可食性植物由来原料による高効率化学品製造プロセス技術開発 |
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分野 | その他バイオ関連施策 |
目的 | バイオマス原料の成分分離技術等を有する製紙企業等と、触媒変換技術等を有する化学企業が垂直連携し、非可食性バイオマス原料から機能面及びコスト面の両面で優位性を持つ化学品を一気通貫で製造する省エネプロセスを開発する。 |
紹介 | 本プロジェクトでは研究開発項目①として、前処理技術が簡易で、早期実用化が期待できる、草本系バイオマス等の非可食性バイオマスから化学品までの一貫製造のための実用化技術の開発を助成事業により実施する。一方、非可食性バイオマスのうち木質系バイオマスは、原料調達面で安定的に大量入手の可能性があるため、その活用は重要である。しかしながら、その実用化には石油由来化学品に対してコスト競争力が必要であり、木質系バイオマスから得られるセルロース、ヘミセルロース、リグニンの三成分を無駄なく有効活用できるプロセス等の開発が重要である。また、木質系バイオマスの利用においては前処理技術の難易度が高い等、多くの開発要素が残されている。 そこで、研究開発項目②として、実験室レベルでの前処理技術や有効成分を無駄なく活用するプロセスの要素技術開発、それらの要素技術を活用した一貫製造プロセスの構築、実験室レベルからベンチスケールへのスケールアップ技術の開発等、実用化までに時間を要する木質系バイオマスから化学品までの一貫製造プロセス開発を、委託により実施する。本プロジェクトは、非可食性バイオマスの特徴を生かしやすいポリアミドといった高性能プラスチック等の高付加価値品を主なターゲットとし、非可食性バイオマス原料への転換を目指す。 |
キーワード | |
開始-終了年度 | 2013-2019 |
代表者 | 前 一廣 |
代表者所属組織 | 京都大学 |
予算 | 6.5億円(H27年度)、6.0億円(H28年度) |
代表委託機関 | NEDOから民間企業等へ委託し、研究開発を行います。 |
参加機関 | 研究開発項目①非可食性バイオマスから化学品製造までの実用技術の開発 <日立造船株式会社 キャスコ株式会社 ウイスカ株式会社 国立大学法人大阪大学 王子ホールディングス株式会社 三菱化学株式会社 国立大学法人九州大学 研究開発項目②木質系バイオマスから化学品までの一貫製造プロセスの開発 京都大学 王子ホールディングス株式会社 日本製紙株式会社 星光PMC株式会社 地方独立行政法人京都市産業技術研究所 国立大学法人東京大学 国立研究開発法人産業技術総合研究所 他 |
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