プロジェクト

創薬加速に向けたタンパク質構造解析基盤技術開発

プロジェクト名創薬加速に向けたタンパク質構造解析基盤技術開発
分野バイオテクノロジー・医療技術
目的本プロジェクトは、ポストゲノム研究の産業利用が期待される「ゲノム創薬」を加速するため、我が国の強みである世界最高レベルの膜タンパク質構造解析技術、タンパク質間相互作用解析技術、高度な計算科学技術等の研究ポテンシャルを最大限活用し、膜タンパク質およびその複合体の細胞表層における立体構造解析、相互作用解析、計算科学を用いた創薬候補化合物の効率的な探索と更に実用性の高いリード化合物への展開等の創薬基盤技術を開発し、我が国バイオ産業の競争力強化・新産業の創出を図り、国際的優位性を確保することを目的としています。
紹介研究開発内容:1. 電子線等による膜タンパク質及びその複合体の構造解析技術:高度な結晶化技術の開発、細胞の自然な状態での膜タンパク質及びその複合体の3次元構造を解析する技術の開発(極低温電子顕微鏡による単粒子解析技術、電子線トモグラフィー技術の開発等)及び解析データの取得。2. 核磁気共鳴法等による膜タンパク質及びその複合体とリガンド分子の相互作用解析技術:細胞表層における膜タンパク質及びその複合体とリガンド間相互作用を解析する技術の開発(転移交差飽和法等を活用した不均一系及び細胞表層のリアルな系における高度な核磁気共鳴測定法及び試料調製法開発等)及び分子相互作用データの取得。3. 高精度in silicoスクリーニング等のシミュレーション技術:タンパク質動的特性評価を活用した高精度in silicoスクリーニング技術の開発と、超分子複合体の構造情報に基づく構造生理学、構造薬理学アプローチへの展開。
キーワード膜タンパク質 | 構造解析 | 結晶化|リガンド分子の相互作用解析 | in silicoスクリーニング
開始-終了年度2008-2011
代表者藤吉 好則
代表者所属組織京都大学大学院 理学研究科
予算980 (H19) | 838 (H20)
代表委託機関(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
参加機関(社)バイオ産業情報化コンソーシアム(JBiC) | 味の素(株) | アステラス製薬(株) | エーザイ(株) | 協和発酵キリン(株) | 塩野義製薬(株) | (株)情報数理研究所 | 第一三共(株) | 東レ(株) | (株)東レリサーチセンター | 日本電子(株) | 日本電子データム(株) | 富士通(株) | 日立ソフトウェアエンジニアリング(株) | 三井化学アグロ(株) | 三菱化学(株) | (独)産業技術総合研究所生物情報解析研究センター(AIST) | (独)産業技術総合研究所バイオメディシナル情報研究センター(BIRC)、(独)産業技術総合研究所脳神経情報研究部門、京都大学大学院理学研究科、京都大学大学院農学研究科、(独)理化学研究所播磨研究所
報告書
特許(日本、海外)
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